正音山 西福寺

【岐阜・可児
寺】

正音山 西福寺

フリースペースやカフェもあるこれからの時代の寺
本堂のモチーフはパルテノン神殿
JR可児駅東口より徒歩約8分の西福寺。鉄筋コンクリート造の本堂は建築家・高松伸氏による設計で、内部も斬新な造り。
「参拝や見学希望の方は、事前にご連絡をいただければ幸いです」と、臨済宗妙心寺派『正音山 西福寺』副住職の大雅峰宏さん。
石灯籠や山門など歴史を感じさせる建造物も。
本尊は阿弥陀如来。2カ月に一度開催される座禅会の日程は、公式インスタグラムで告知。
ペットと飼い主が一緒に入る納骨堂
オリジナル骨箱で安置できる。一緒に入る人数を選べ、13回忌を過ぎると合祀墓に移動する仕組みなので飼い主の高齢化で参拝できなくてなっても安心。
気軽に集えるスペースが完成
フリースペースでピラティスレッスンを行う石川綾子さん。予約制のため詳細はInstagramから問い合わせ。

次世代につなぐ新たな寺のカタチ

 2カ月に一度の座禅会などで地域から親しまれている臨済宗妙心寺派『正音山 西福寺』。  1402年(応永8)年に開山した歴史ある寺院でありながら、岐阜県内では珍しい納骨堂を建立したり、樹木葬を始めたりするなど、時代に合わせた寺のカタチを追い求めている。  そして、「より多くの方々に西福寺のことを知っていただきたい」と、庫裡大規模改修工事を行い2025年12月に完成したのが「西福寺フリースペース&カフェ」。参拝者が休憩などに使えるほか、賽銭箱に100縁(円)を入れれば自由にドリンクを飲める。また、ピラティスやヨガの教室なども開催し、気軽に訪れられるスペースとして開放する。注目すべきはペットと一緒に入れる納骨堂も有すること。フォトフレームも備えたオリジナル骨箱を安置できるほか、飼い主も一緒に入るプランもあるので、詳細は問い合わせを。
DATA
  • 正音山 西福寺
  • 【住所】岐阜県可児市広見743-1
  • 【電話】070・9077・6649(24時間受付)
  • 【営業時間】参拝時間は日の出〜日没(要問い合わせ)
  • 【定休日】無休
  • https://saifukuji-kani.com

徳壽山 無量院 清浄寺

【名古屋・矢場町
寺】

徳壽山 無量院 清浄寺

都心に佇む安らぎの場
深く苔むし緑豊かな境内に立つと、都心に居ることを忘れてしまう。散策に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
葵の御紋が示す徳川家との繋がり
尾張徳川家第二代藩主・徳川光友公により徳川家の祈願寺として1699(元禄12)年に建立された歴史のある寺院。
都心に佇む厳かな憩いの場。
写経は自己と心静かに向き合える。
毎年8月24日に行われる大縁日。秘仏である「延命地蔵菩薩」は、この日に開帳。

地蔵菩薩に導かれ
多くの人々が集う

 「延命地蔵菩薩」を御本尊とし「矢場地蔵」の別称でも親しまれている『清浄寺』。ビルの合間に広がる緑豊かな境内は静寂そのもので、この一画だけ切り取られたかのよう。「お寺に親しみを持っていただきたい」と住職の飯田英知さん。毎年8月24日に行われる大縁日をはじめ、一般の人々が気軽に寺院に足を運ぶことができる機会を多く設けている。この日はステージイベントやキッチンカーの出店などもあり賑やか。集う人々は思い思いに寺院でのひと時を楽しむ。この他3・6・9・12月の25日には誰でも参加できる写経会を定期開催。「地域のコミュニティの中心」という、「寺」がこれまで担ってきた役割を全うしている。
DATA
  • 徳壽山 無量院 清浄寺
  • 【住所】名古屋市中区大須4-1-32
  • 【電話】052・261・8008
  • 【営業時間】寺務所8:00〜17:00、参拝自由
  • https://www.facebook.com/yabajizo

香華山 高徳院

【愛知・豊明
寺】

香華山 高徳院

季節の花が咲き誇る境内
そよ風を受けて竹の葉がサラサラ揺れる音が心地よく、6月の紫陽花とのコントラストは実に美しい。

いつ訪れても“美”を感じる癒やしの寺

 名古屋の緑区から穏やかに広がる桶狭間古戦場の丘に佇む『香華山 高徳院』。弘法大師・空海を開祖とする真言密教の聖地、高徳院は1893(明治26)年に和歌山縣下紀伊國地高野町高野山小田原谷より移転と伽藍再建立され現在に至っている。
 春は桜や桃の花、夏は紫陽花やツツジに若竹の清風、秋の紅葉、冬は澄んだ空気が境内を包み込む。中でも竹林の小径は京都嵐山を彷彿とさせ、参拝客へ安らぎや癒やしのひと時を与えてくれる。
 「人生や行き様と同じように、〝親しみある境内〟が訪れた人々を癒やしの空気で包摂する」と自然との調和を大切にする湯川博英住職。子どもの急激な少子化に伴い、仏事習慣の未経験者が、大多数を占めると言われる超高齢化社会。最期の魂の終焉を不安視する声も多く、お墓や仏壇の継承が途切れる中、2012年より東海エリアでは先駆けて永代供養施設の受託を開始。永代供養を求める多くの声に応えている。さらに2025年4月より樹木葬及び納骨堂の増築を行い、生前からの魂の安置場を予約出来る体制を整え、今では仏様から小さな家族(小動物)までの永代供養に応えている。
 名鉄中京競馬場駅から徒歩約5分、国道1号線や高速道路が近くを通りアクセスも良好。また各永代供養建屋近くまで自家用車で乗り付けられ、200台程度の駐車場や葬儀場まで完備という高齢者への配慮も万全だ。
 弘法大師ゆかりの宗派寺院で、凛とした閑さの空気が満ち溢れる『香華山 高徳院』での永代供養に興味のある方は、一度予約をして訪ねてみてほしい。
 葬儀から納骨や法事まで一貫の供養を依頼できるのが特色だ。
真言宗開祖の弘法大師が開いた高野山に、9世紀に「高貴徳王菩薩」を本尊として建立された寺院。
名古屋の街を眼下に望む境内山頂に佇む納骨堂「瑜祇塔」。
 
木造りの山門「金剛生門」から仰ぎ見る納骨堂「瑜祇塔」。
瑜祇塔別館「別殿」には、通常の納骨室以外に家族同様の小動物(ペット)と一緒に入れる納骨室も備えている。
観音像に見守られる樹木葬エリア。
初夏の風物詩、紫陽花の竹林小径。
金色の吊灯篭にはお寺への思いを寄せる方々の名が連なる本堂。
この世の浄土、新書院の火頭窓越しの雲中菩薩。
 
DATA
  • 香華山 高徳院
  • 【住所】愛知県豊明市栄町南舘3-2
  • 【電話】0120・2020・55(永代供養)※仏事・葬儀は0562・98・8300(年中無休)
  • 【営業時間】10:00〜15:00(永代供養)
  • 【定休日】無休
  • https://www.koutokuin.jp

本願寺名古屋別院 慈光堂

【名古屋・大須観音
寺】

本願寺名古屋別院 慈光堂

四季が広がる癒やしの場
選べる2つの納骨形式
個別区画は使用冥加金100万円、年次冥加金1万円。永代納骨壇は1体20万円~、管理費不要。

悠久の歴史を紡ぐ本願寺名古屋別院
境内に誕生した新たな納骨堂

 時代が移り変わる中、管理が大変な墓地に代わりニーズが高まっているひとつが納骨堂だ。選ぶ際の大きなポイントになるのは、アクセスも含めた環境と、何よりも信頼、安心して任せられるかどうかではないだろうか。
 京都・西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派のお寺『本願寺名古屋別院』。名古屋市中区の大須商店街近く、地下鉄上前津駅・大須観音駅から徒歩5分の立地にあり、都心とは思えない静かな環境、ゆとりある敷地に四季の風景が広がる癒やしの場だ。その境内に、2024年9月、新たな納骨堂「慈光堂」が完成した。
 柔らかな曲線を描く屋根が印象的なほっこりとした建物。カードキー式の入口を抜けると、ふわり、と木の香りに包まれ、別世界へ。清楚かつ高級感もあるエントランスから奥へ進み、さらに扉の向こうの堂内は、自然光も注ぎ、木や漆喰壁の温もりが感じられる空間が広がっている。
 正面にご本尊の阿弥陀如来像が安置され、その両側に、屏風絵のように描かれた桜と紅葉が枝をのばす。
 ここは、ロッカー形式のスペースを家庭ごとに使用でき、複数の納骨が可能な「個別区画」で、全150区画。そのほかに、専用の骨壺でお寺が預かり、合同区画にて永代にわたって管理する「永代納骨壇」が用意され、いずれかを選択できるようになっている。
 「どちらを選ばれても、開門時間内ならいつでもお好きな時に、ご本尊に手を合わせながら大切な方の顔を思い浮かべてお参りし、心静かな時間を過ごしていただけます」と副輪番の桂晃清さんが話す。
 「慈光堂」の前にはテラスが整備されており、今後、週末や折々にキッチンカーなどを入れて「人が集い、ご縁を結ぶ場にしていきたい」という意向だ。
 便利さと、落ち着きと、つながり感が同居する環境。そして、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派・西本願寺直属として、500余年の歴史を重ねてきた寺院の信頼と安心感。お参りの際は本堂へ立ち寄って、厳かな雰囲気に身を浸すのもいいだろう。
 墓じまいでの利用も多いといい、また、本堂1階にも納骨堂「らいはい所」があるのに加え、平和公園内に墓地と合葬墓を有しており、それぞれの事情や思いに沿うよう相談にのってもらえる。納骨堂の見学も可能なので、気軽に問い合わせを。
由緒あるお寺の安心感
本堂で日々のお勤めがあるのに加え、個別の読経を依頼することもできる。
本堂では毎朝お勤めが行われる。
 
 
本堂1階にある納骨堂「らいはい所」。
地域に愛され、ご縁を結ぶ「西別院」
本堂は古代印度中天竺様式。「西別院」として親しまれるお寺では各種講座、境内での盆踊りやイベントなどを開催している
名古屋都心のオアシス空間
丸みを帯びたむくり屋根の、ぬくもりある木造平屋建て。その完成に合わせてテラスも整備された。
「慈光」とは阿弥陀様から私たちに向けられた慈悲の心。心静かにお念仏をいただくご縁となるようにという思いが名に込められている。
カードキーをかざすだけで開門時間内は自由に出入り可能。
心落ち着く雰囲気の参拝スペース。
DATA
  • 本願寺名古屋別院 慈光堂
  • 【住所】名古屋市中区門前町1-23
  • 【電話】052・321・0028
  • 【営業時間】9:00〜16:00(事務所受付)
  • 【定休日】無休
  • https://nishibetsuin-jikoudou.net

曹洞禅宗 正林寺

【愛知・豊田
寺】

曹洞禅宗 正林寺

緑に囲まれた寺院霊園
2021年に開園した第二樹木葬。一族の集合墓や夫婦の墓、自分だけの墓など、様々な希望があるという。管理費や維持費は一切かからず、正林寺が永久供養を行う。

自然の中に眠る永久供養樹木葬

 1542(天文11)年に開創された曹洞宗の寺院『正林寺』。豊田市猿投山の麓にある、緑に囲まれた静かな寺だ。同寺では「自然に還りたい」「次世代に負担をかけたくない」などの声に応え、2017年に新しいスタイルの永久供養墓「第一樹木葬」を造成。そして、2021年には新たに「第二樹木葬」を開園した。
 樹木葬とは、木々や草花をシンボルにした緑地公園のような墓所を指す。少子化や価値観の多様化に伴い、先祖代々の墓を受け継いでいくという古来の供養は難しくなりつつある。
 同寺の住職・高橋俊明さんは「お骨の供養で迷っている人の力になりたい」と、樹木葬の造成を決断した。樹木葬の区画は4種類で、1〜8霊まで納骨できる。家族に限らず、一人や友人同士の納骨もできるなど自由度が高い。
 同寺では、後継者による維持管理が必要なく、使用期限もない永久供養を行ってくれる。宗旨や宗派を問わず利用できるのも嬉しい。加えて、カメラと連携した専用アプリを使用して、スマホやパソコンでお参りができる画期的なサービスも提供している。「遠方に住んでいるなどでお墓参りが自由にできない方でも故人を偲び、思いを馳せる機会を大切にしてほしいという思いがあるからです」と高橋住職。終活に取り掛かっている人や、遠方の墓の整理を考えている人は、相談してみてほしい。
本堂で行う「寺葬儀」により、すべての人に門戸を広げている。
1976年に設営した正林寺緑地霊園には、1700基ほどの墓石が並ぶ。
樹木葬へはいつでも参拝できる。日没後2時間ほどは毎日ライトアップされる。
60倍ズーム付専用アプリで場所を選ばず参拝できる。
 
墓所プレートに彫刻する文字は自由で、オリジナルデザインや絵の彫刻も可能だ。
正林寺の境内にある蓮池。自然豊かな環境が、訪れる人々に特別な時間をもたらしてくれる。
毎年8月11日に開催する「お盆みたま供養」の様子。猿投グリーンロード沿いの便利な立地で、地下鉄藤が丘駅から同寺までは年間法要に合わせて年4回無料の送迎バスが運行される。
 
 
 
住職 高橋俊明さん
正林寺十九世。曹洞宗大本山總持寺での修行ののち、1983年より住職を務める。
DATA
  • 曹洞禅宗 正林寺
  • 【住所】愛知県豊田市広幡町寺後8
  • 【電話】0565・48・1201
  • http://shourinji.or.jp