連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会 – ナゴヤの大人のウェブマガジン | WEB大人の名古屋
トラベル ゆったりと寛げる部屋や、心身の疲れをほぐしてくれる名湯で、
上質な大人の休日を過ごしてみてはいかがだろう。

【高知県
飛行機の旅】

連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会

飛行機に乗り込み、わずか55分。自然が織りなす絶景と
植物分類学者の歴史に触れるプレミアムな小旅行へ出かけよう。
伊尾木洞は、シダが生い茂る洞窟の先にある神秘の世界。小雨の日にはより幻想的な風景が見られる。散策には長袖長ズボンがベター。駐車場で長靴の無料レンタルもできる。

魅力、再発見。
名古屋から行く高知旅

23年3月にセントレアより1日2便の就航が始まったことで、より足を運びやすくなった高知県。四国最大の面積を有する同県には、海や山、水質日本一という川があり、自然に癒され、冒険心がくすぐられる体験が待ち受ける。中でも注目なのは、現在放映中のNHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデル・牧野富太郎のゆかりの地。そのひとつ安芸市にある「伊尾木洞」は、国道号沿いの駐車場から歩いて約5分の場所にあるとは思えない圧巻の風景が広がる。

また牧野氏の生誕地「佐川町」や、その隣の「越知町」にある建築家の安藤忠雄氏が設計した「横倉山自然の森博物館」など見どころも多い。来年の3月末まで開催される「高知県観光博覧会」も注目だ。東西に長い高知県は、空港からバスを利用し、高知市を目指すのがおすすめ。ここを拠点に、路面電車や周遊バス、JRを使い、お目当ての観光地へ。名物や地酒、地元の人々とのふれあいも楽しみたい。
植物分類学者の牧野富太郎は、「日本の植物分類学の父」と称される。94年の生涯において収集した植物標本は約40万枚にものぼる。(写真提供:高知県立牧野植物園)
早春の頃、木々の下で可憐に咲くバイカオウレンは牧野富太郎が愛した花。(写真提供:高知県立牧野植物園)
牧野富太郎ゆかりの野生植物など約3000種類以上が四季を彩る高知県立牧野植物園。写真はサクラ類など東洋の園芸植物を中心に観賞できる水景庭園(写真提供:高知県立牧野植物園)
温室にある高さ9mの塔の壁に植栽されているアコウ(写真提供:高知県立牧野植物園)
国内外から集められた貴重な植物など見どころも多い。(写真提供:高知県立牧野植物園)
越知町まで足を延ばせば、牧野氏の研究フィールドである横倉山の自然にも触れられる。「横倉山自然の森博物館」では、登山をしなくても横倉山の豊かな自然を体感できるよう無料のVRを導入。
佐川町には牧野氏が最初に学問を学んだ名教館が残る。佐川町は町を植物園に見立てた活動を行っており、江戸時代の古い町並みが残る。
明治時代に建てられた県内最古の洋館など、牧野氏の生誕地・佐川町では、足跡をたどりながら町歩きが楽しめる。
「牧野富太郎ふるさと館」では、採取した草花の保存法などリアルに再現。
DATA
  • 連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会
  • 【住所】高知県高知市丸ノ内1-2-20
  • 【電話】088・823・9606
  • 【営業時間】8:30〜17:15
  • 【定休日】土、日、祝
  • https://kochi-tabi.jp/makino-expo/