【名古屋・覚王山／】
【フレンチ】
レストラン ヴィトラ ナゴヤ

　「記憶に残るひと皿と、思い出に残る瞬間を」をテーマに、和のエッセンスを巧みに取り入れたフレンチを供する『ヴィトラ ナゴヤ』。料理長の杉山智規さんは、使用する素材に徹底してこだわり、できる限り現地に足を運んで選んだものを中心に扱っている。素材が持つ力強い味わいはもちろんのこと、生産者の思いも、皿の上に表現する。これから旬を迎える聖護院大根はその甘さを最大限引き出してスープに。自家製のパンチェッタのほどよい塩味がその甘味をより一層引き立てる。また黒毛和牛のロースに添えるのは、肉と相性のいい堀川牛蒡のピューレと、ほうじ茶の香り漂うソース。和のエッセンスを加えることで、脂がのった和牛もさっぱりといただける。こうしたオリジナリティ豊かなひと皿が食通の舌を魅了してやまないのだ。
　これらの繊細な料理に合わせるワインも、「料理に込めたシェフの思いに寄り添う一杯を」と、ソムリエが厳選。熟成感を感じるフランス産の赤ワインをはじめ、カクテルやノンアルコールのモクテルなど、ゲストの好みも聞き入れながら提案する。ペアリングコースもあるので、記念日や大切な人との食事にぜひ楽しんでみてはいかがだろう。