「一つひとつ手間暇かけたハンバーガーを、さらにおいしく味わってほしい」。そう語るのは店主・鈴木伸治さん。名古屋でグルメハンバーガーの先駆け店2軒の立ち上げに関わり、長年研鑽を積んできた彼が思い描いてきた理想の店が、昨年6月に形となった。
　オープンキッチンに並ぶ機材からは並々ならぬこだわりがうかがえる。発酵機やコンベクションオーブンは、自家製バンズを作るためのもの。生地は北海道産小麦「春よ恋」を主体に長時間熟成させ、もっちりハードに焼成。風味豊かなバンズは、肉汁たっぷりのパティをしっかりと受け止めてくれる。低糖質大豆粉バンズ（＋¥110）に変更することも可能だ。牛肉100%のパティも2種類。特に、ダイス状にカットしたロースを混ぜた「上パティ」は、噛みしめるほどに肉の旨さを堪能できるというから、ぜひチョイスしたい。バンズやパティが2種類から選べ、自家製ソースも4種類ラインナップ。トッピングも多彩なので、自分好みの味を見つけるのも楽しい。デイリーランチはもちろん、夜はクラフトビールとのペアリングを満喫するのもおすすめ。

上写真：平日ランチのハンバーガーは¥935でサイドメニュー（日替わりポテトorサラダ）付き。この日は上パティ（¥165）に変更し、自家製ベーコン（¥165）、チェダーチーズ（¥165）をプラス。
中写真：古民家を改装した店舗は、アウトドア風インテリア。1階カウンターは5席、2階は2名掛けテーブルが2卓、4名掛けソファ席が1卓。
下写真：名古屋コーチンの卵を贅沢に使った今池プリン¥550。固めで濃厚な口当たり、ほろ苦いカラメルの味わいが絶妙。