こだわる大人の特選グルメ
気軽に味わえる1軒
ランチや仕事帰りなど時間がないときだからこそ、肩肘張らずにおいしい料理を楽しみたい。
その日の気分に合わせて選べる、通いたくなる魅力溢れる店をご紹介。
ダイニングバー
【千種】キッチンロータス
シェフの感性に任せた、独創的な料理
 洋食と鮮魚とクラフトビール。この店はオーナーシェフの辻昂裕さんが好きなものでできている。フレンチの店で修業して基礎を築きながら、いつか自分の店を持つなら気さくな雰囲気の洋食店と考えていた。その後、縁あってクラフトビールの店で働き、その魅力にはまった。「洋食のカテゴリーにはこだわりません。僕がおいしいと思うものを全部食べてほしいから」と辻さん。
 その考えを象徴するのが五島列島鮮魚の刺身。モリ1本で漁をする漁師さんから送られる魚を3日間熟成させて旨味を増すというこだわりようだ。人気メニューは洋食の定番・ハンバーグ。それも同店のものは肉と香味野菜の味わい、香辛料で完結させた「ソースをかけない・ビールに合う」ハンバーグだ。独自の配合と練りで、肉汁を逃すことなく口の中で溢れさせるのに腐心したという。
 クラフトビールは常時4〜5種。国内外のワインも自ら選び、それぞれグラスで楽しめる。冷蔵で届くクラフトビールは特製サーバーでできたての鮮度をキープしているため、おいしさもまた格別だ。
上写真:「香味野菜のハンバーグ」¥1,250。生姜、セロリなど5種の香味野菜を炒めてミックスしている。
中写真:「五島列島鮮魚の刺身」¥850〜。この日はクエの仲間のスジアラ。
下写真:「イメージは洋食屋とビストロの間」という店内の様子。
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