新しいスタイルとして定着しつつある「間借りカレー」。夜間のみ営業を行うレストランやバーを間借りして、昼に営業を行うスタイルをこのように呼ぶという。名古屋でもじわじわとその数を増やしてきているが、その草分けのひとつがここ、『ディムのスリランカカレー』だ。
　中華バル『隆麺』のランチタイムを間借りして2018年にオープンしたこの店の厨房に立つのは、母国スリランカのホテルや日本の料理店で経験を積んだディムさん。味の決め手となるスパイスや米などはスリランカ産にこだわり、本場さながらのカレーとビリヤーニを提供している。
　日本ではあまり馴染みがないスリランカカレーだが、同店はオープン以来客足が途絶えない。数種類のカレーを味わえたり、副菜がたっぷり添えられていたりと、存分に食事を楽しめる。また、ディムさんの手によってきれいに盛り付けられたカレーは、そのフォトジェニックさでも人気が高い。

上写真：野菜カレーと豆カレー、サラダ、日替わり惣菜などが乗る「スペシャルカレープレート」¥1,380
中写真：スパイスを効かせた炊き込みご飯が後を引く旨さの「ディムのオリジナルビリヤーニ」¥1,680
下写真： 客に対する細かな気配りを心掛けるディムさん。