店内に入ると、まず目につくのが壁いっぱいに張られた手書きのメニューだ。その数は本日の黒板メニューを合わせると、ざっと50ほど。旬の魚介を使ったさっぱりとしたカルパッチョや、じっくり焼き込むことで香ばしさが増すエスカルゴ、少し食べ応えのある肉料理など、前菜ひとつとっても、その種類の豊富さに驚かされる。

「スペシャリテを求めて来るのではなく、今日は何があるかなという気持ちで訪れてほしい。何を食べるか迷ってほしいのでこの種類です」と、店主の竹内一浩さんは楽しそうに話す。ひょいと気軽に立ち寄れる価格設定なのもうれしい。

上写真：高知県産シマスのカルパッチョ￥880
中写真：レバーを練り込んだ焼チキンロールパテ￥680
下写真：赤を基調とした外観は駅前横丁の中でもひと際目を引く。