こだわる大人の特選グルメ
ちょっと足をのばして行きたい郊外のレストラン
そこでしか味わえないひとときを求めて、休日は家族や大事な人と郊外へドライブに出かけたい。
その地の風土を感じながら、知られざる新たな味に出合える珠玉の料理店へ。
イタリアン
【愛知・岡崎】コレ ド ガーナ
妥協を許さず探求する、
厳選素材のイタリアン
 オープン以来予約が絶えない話題のイタリアン。その理由は、主人の吉永慎太郎さんの徹底した素材選びにある。「自分が本当においしいと思った食材で料理を作りたい」と話す吉永さんのこだわりは、自身がシェフとして腕を磨いた広島時代に培ったものだ。
 「生産者を訪ねて野菜や果物を仕入れたり、魚介も漁師から直接買い付けました」
 その繋がりは今も続き、広島県竹原地区の希少な峠下牛の仕入れや、ハーブやエディブルフラワーも星付きのレストランから高い評価を得る広島の農園から取り寄せる。
 「葉や花の一つひとつに個性があり、味が濃い。その違いをぜひ楽しんでほしいと思います」
 もちろん、地元愛知の食材にもアンテナを広げて足を運び、納得のいくものだけを使う。農家の朝採れ野菜があれば、迷わず選びに行く。それはシンプルな蒸し焼きでも十分においしいという。素材への飽くなき探究心と、その美味を最大限に生かす調理法は、訪れる人々の舌を魅了してやまない。
上写真:スーパースターファーマーのベビーリーフとお花のサラダ。
鮮やかな色合いのエディブルフラワーやベビーリーフは広島・梶谷農園産。国産のミカンの蜂蜜を使った自家製ドレッシングで。¥990
中写真:三河一色で揚がったワタリ蟹と岡崎のパプリカ 岡崎おうはんの卵を使った自家製タリオリーニ。
ワタリ蟹の殻から取ったソースと蒸し焼きにしたパプリカのピュレで和えたパスタ。蟹の濃厚な旨みが楽しめる。¥2,200
下写真:シェフの吉永 慎太郎さん。
1981年大阪生まれ。広島のレストラン、岡崎のミシュラン掲載店シェフを経て、2020年7月に店をオープン。
DATA