小牧ワイナリー ななつぼし葡萄酒工房 – ナゴヤの大人のウェブマガジン | WEB大人の名古屋
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【愛知・小牧市
ワイナリー】

小牧ワイナリー ななつぼし葡萄酒工房

小牧の風土を味わうワイン造り
赤ワイン用は「マスカット・ベーリーA」「ブラック・クイーン」、白ワイン用は「ローズ・シオター」などを中心に栽培している。
障害者を支える「社会福祉法人AJU自立の家」を母体とするワイナリー。
年間を通して14度前後に保たれた貯蔵施設。畑や醸造所の見学も受け付けている(10名~、要予約)。
ショップではオリジナルワインを販売。
「ローズ・シオター 2024」(中央)720l。¥3,500ほか。
施設内の『ななほしcafe』ではピッツァなども味わえる。
私たちが丹精込めて育てたぶどうから作られるおいしいワインです。ワイナリーは名古屋から1時間ほどの場所にあります。ショップやカフェもありますので、気軽に遊びに来てください!

十年という歳月が
「小牧らしい」ワインを生む

 ワイン用のぶどう栽培からワインの生産、店頭での接客までを障害を持つ人たちが中心となり行っている『小牧ワイナリー』。2015年の創立以来、決して土壌や気候がぶどう栽培に適しているとはいえない小牧の地で、ひたむきにワインづくりに挑んできた。「『桃栗三年柿八年』という言葉があるように、果樹の生育は長い時間を要するものです。近年はぶどうの樹も小牧の風土に適応してきたのか、ようやく自信を持って送り出せるワインを安定して生産できるようになりました」と話すのは栽培醸造責任者の白井尚さん。これまでは「障害を持つ人々の雇用の場」という福祉的な側面がフィーチャーされがちであったが、「指名買いしたいおいしいワイン」へと進化を遂げている。「ぶどう作りだけで精一杯になっていた時期も長かったのですが、現在は『色々な味わいを表現したい』『パッケージの色を変え、より魅力的な商品開発をしたい』『小牧らしいワインを追求したい』など、ここで働く一同がとても前向きな気持ちで取り組んでいます。今はとにかくワインづくりが楽しい」。やわらかな秋風が吹き抜ける小牧の丘を、とてもポジティブな空気が包んでいた。
DATA
  • 小牧ワイナリー ななつぼし葡萄酒工房
  • 【住所】愛知県小牧市野口字大洞2325-2
  • 【電話】0568・79・3001
  • 【営業時間】10:00~16:00
  • 【定休日】月、火、水
  • https://komakiwinery.com