レストラン ペール エ フィーユ – ナゴヤの大人のウェブマガジン | WEB大人の名古屋
レストラン 誕生日や記念日などの特別な日は、心地よい空間でとびきりおいしい料理と共に迎えたい。
そんな願いを叶えてくれる、とっておきのレストランをご紹介。

【愛知・西尾
フレンチ】

レストラン ペール エ フィーユ

ほっこり温かなフレンチ
田原牛のフィレステーキ
低温で調理するステーキは、食べる時間に合わせて仕上がるように調整。付け合わせには、地元の野菜やピクルスをカラフルにレイアウト。

父が作る地元食材の料理に
香り豊かなワインを添えて

 2024年12月、愛知県西尾市に広がるのどかな田園エリアに、小さなフレンチレストランがオープンした。料理は父の鳥居真一さんが担当、ワインは食べ歩きが好きな娘のアドバイスを受けてセレクト。土日だけの週末レストラン。
 県内有数の農業地帯であり、三河湾を擁する西尾市は、食材豊かなエリアだ。鳥居さんが作るフレンチは、生まれ育った西尾のおだやかな自然環境が育む季節ごとの野菜や魚介類を主役にした品々。目の前の食材を見て、コース内容を決定する。魚は三河湾に面した一色漁港、野菜はJA西三河が運営するファーマーズマーケットに出向いて購入。一色漁港までは車で15分、ファーマーズマーケットまでは歩いて10分という恵まれた立地で、フットワーク軽く新鮮な食材を揃えていく。さらに、「自分の畑で育てた野菜やハーブも使います」と鳥居さん。仕上げにはフルーツを使った爽やかなソースを多用することが多く、ひと皿にいくつもの味の組み合わせを盛り込む構成には、心が浮き立つような楽しさがある。
 ワインは鳥居さんの料理の一番のファンであり、その良さを知り尽くしている娘の意見を参考にした。「料理にフルーツを使うので、ベリーや花の香りを感じられる華やかなワインを多く揃えています」と話し、料理の良さをさらに膨らませる香りのマリアージュを提案する。
 ホームパーティさながらのアットホームさと、腕利きのフレンチシェフが腕を振るう特別感が、絶妙なバランスで同居。対面キッチンで腕を振るう姿がリラックスを誘い、料理とワインの感動がより鮮明になる。空間にも、家のような安心感とレストランの高揚感が混ざり合っている。テーブルフラワーには、西尾市が全国トップクラスの生産量を誇るコチョウラン。細かなところまで、地域を感じるさりげない演出が光る。
スズキのアンクルート帆立のソテー
レアに仕上げた帆立には、西尾産プチトマトのソースを。パイで包んだスズキには、ミカンの一種である紅まどんなのソースを合わせた。
蛤とスズキのナージュ仕立て
蛤とスズキの骨から抽出した旨味が味わい深い、温かいスープ。仕上げに、自宅のハーブ園で育てた摘みたての香草をのせた。
鴨のロースト
コース料理にプラスできる一品料理。コクのある鴨とオレンジの組み合わせを楽しみたい。フォンドボーのソースにもオレンジを添えて。
髭剃鯛のカルパッチョ
髭剃鯛は締めてすぐに調理するため、身に弾力がある。真珠貝やコシオリエビ、3種類の大根などさまざまな味を楽しめる、春らしいひと皿。
シェフ 鳥居真一さん
1966年愛知県西尾市生まれ。料理人歴は約40年、ホテルなどで研鑽を積んできた。家族の協力を得て同店を開業し、長年の夢だった独立を実現。
メインフロアのほか、6名まで利用できる個室も用意。周りを気にせず食事を楽しみたい人や、プライベートを重視したいシーンに重宝されている。
ワインはフランス産が中心。店名と同じく、父と娘によるドメーヌ「シャルル ペール エ フィーユ」のワインも。
全国的にはあまり流通していない、地元産の変わった野菜も積極的に取り入れている。
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