気軽に味わえる1軒
ランチや仕事帰りなど時間がないときだからこそ、肩肘張らずにおいしい料理を楽しみたい。
その日の気分に合わせて選べる、通いたくなる魅力溢れる店をご紹介。
その日の気分に合わせて選べる、通いたくなる魅力溢れる店をご紹介。
[特別編]デザート
【御器所】幸蝶
オーダーメイドでオリジナルケーキを
『名古屋マリオットアソシアホテル』で7年間活躍し、数々のコンテストでの入賞暦を持つ、パティシエール川田幸子さんが営むオーダーメイドのケーキ&スイーツ専門店。川田さんはイベント向けの菓子や料理店からの依頼も多い実力派。写真プリントをあしらったものや、似顔絵を入れたバースデーケーキをはじめ、ウェディングケーキなど唯一無二のオリジナルのケーキを創り上げてくれる。菓子細工のみのオーダーも可能。店頭販売はなく、オーダーの受け渡しのみ。冷凍ケーキは発送も可。
オーナーパティシエール川田幸子さん直伝
自宅で作る、春のおもてなしデザート
自宅で作る、春のおもてなしデザート
桜のババロワ ラングドシャ・カップ
材料 8人前 | |
(前日までに完成させておくもの) ■イチゴグラニテ イチゴ…100g 水…112g グラニュー糖…52g 乾燥バジル…2つまみ |
■イチゴコンポート イチゴ…50g グラニュー糖…25g レモン汁…5g キルシュ…2.5g |
■桜のババロワ 牛乳…92g 練乳…24g 卵黄…20g 板ゼラチン…2g 桜フレーバー…3滴 桜リキュール…11g 生クリーム(乳脂肪分35%)…146g |
■ラングドシャ・カップ バター…50g 粉糖…50g 卵白…50g 薄力粉…50g ピスタチオ…適量 |
■クレーム・ディプロマート (クレーム・パティシエール+生クリーム) クレーム・パティシエール (炊きあがりで158g使用) 牛乳…125㎖ バニラ棒(半分に切って種を 取り除いておく)…1/10本 【A】 卵黄…20g グラニュー糖…25g 薄力粉…11g コーンスターチ…5g |
■桜ジュレ 水…129g グラニュー糖…14g 板ゼラチン…2g 桜リキュール…14g 桜フレーバー…2滴 |
(当日作るもの) ■クレーム・フロマージュブラン フロマージュブラン…50g 生クリーム(脂肪分35%)…50g グラニュー糖…10g |
■桜チップ 桜の塩漬け(水に入れて塩抜き しておく)…適量 揚げ油…適量 |
<前日までに完成させておくもの> ■イチゴのグラニテ ・イチゴをフードプロセッサーにかける。 ・鍋にフードプロセッサーにかけたイチゴ と水、グラニュー糖を入れて火にかける。 沸騰する直前で火を止め、乾燥バジルを 加える。 ・タッパーに流して冷凍庫で冷やし固める ・2時間経ったらフォークで崩す。これを 3回繰り返す。 ■イチゴのコンポート ・鍋にイチゴ、グラニュー糖、レモン汁を 入れて1日置く(イチゴの水分が出るまで)。 ・中火にかけて混ぜ、しんなりとなったら 火から下ろす。 ・粗熱が取れてからキルシュを加えて混ぜる。 |
■桜のババロア ・板ゼラチンを水に入れてふやかす。 ・生クリームをもったりするまで 泡立てる。 ■ラングドシャ・カップ ・オーブンを160℃に温めておく。 ・バターを室温で柔らかくしておく。 ・卵白を湯煎で人肌まで温める。 ・薄力粉をふるう。 ・ピスタチオを刻む。 ■桜ジュレ ・板ゼラチンを水に入れてふやかす。 |
Recipe | |
<桜のババロワ> 1.牛乳と練乳を鍋に入れて沸騰させ、 火を止める。 2.卵黄をボウルに入れ、(1)を少しずつ 入れてホイッパーで混ぜる。 3.(2)を鍋に戻して中火にかける。 ゴムべらで絶えず混ぜ、82℃になったら 火を止めて、板ゼラチンの水気を切って 入れて溶かす。 4.(3)を漉して人肌程度まで冷まし、桜 フレーバーと桜リキュール、生クリーム を加えて混ぜる。 5.小さめのボウルに入れ、冷蔵庫で冷やし 固める。 |
<ラングドシャ・カップ> 6.バターと粉糖をハンドミキサーで混ぜ合わせ、 卵白を少しずつ加えて混ぜる。 7.(6)に薄力粉をゴムべらでさっくりと混ぜる。 8.クッキングシートの上にスプーンで直径 10㎝位、厚さ1㎜位の丸型に広げ、ピスタチオ を散らす。 9.オーブンで6~8分色がつかない程度に焼く。 10.冷めないうちに湯飲みなど底が丸い器に、 ピスタチオが下になるように敷いて、 冷めて固まるまで置く。 <point>使う直前まで、乾燥材を入れた タッパーで保管する。 |
<クレーム・パティシエール> 11.牛乳にバニラ棒と種を入れて火にかけ、 沸騰する直前で火を止める。 12.【A】をボウルに入れてよくすり混ぜ、 (11)を少しずつ注ぎながら混ぜる。 13.(12)を漉しながら鍋に戻して中火に かけ、ホイッパーで絶えず混ぜ、コシが なくなるまで炊く(スッと力が抜け、 ツヤが出るまで)。 14.(13)にバターを加え、余熱で溶かして 混ぜる。 15.ボウルに入れて粗熱を取ってから、 ぴっちりとラップをし、冷蔵庫で冷やす。 |
<クレーム・ディプロマート> 16.生クリームにキルシュを入れて固めに 泡立て、(15)のクレーム・パティシエール 158gをハンドミキサーなどでほぐして 混ぜ合わせる。 <桜のジュレ> 17.鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかけ、 沸騰する直前で火を止める。 18.ゼラチンの水気を切って入れ、溶かす。 19.粗熱が取れたら桜リキュールと桜フレーバー を加えて混ぜ、タッパーに流して冷ます。 |
<クレーム・フロマージュブラン> 20. 全ての材料を混ぜ合わせ、ハンド ミキサーで泡立てる。 |
<桜チップ> 21.桜の塩漬けの水気をキッチンペーパー などでしっかり切る。 22.160℃の油で花びらが形づく程度に 揚げる(温度が高過ぎたり、時間が長過 ぎたりすると黒くなるので注意)。 |
≪盛り付け≫ 桜ジュレをスプーンで崩しながら皿の中央にのせる。ラングドシャ・カップにクレーム・ディプロ マート、イチゴのコンポート1~2粒を入れ、桜のババロワで蓋をし、さらにクレーム・フロマー ジュブランをのせ、ラングドシャ・カップをジュレの上固定するように置く。桜チップとピスタチ オを飾り、最後に桜のグラニテを散らす。 |
上写真:レシピを披露してくれたオーナーパティシエール川田幸子さん。
中写真:出来上がった、桜のババロワ ラングドシャ・カップ。
下写真:事前に準備しておく桜のジュレ。
中写真:出来上がった、桜のババロワ ラングドシャ・カップ。
下写真:事前に準備しておく桜のジュレ。
DATA
- 【店名】幸蝶
- 【TEL】090・1277・0633
- 【住所】名古屋市昭和区北山町3-22-2 シャトレ北山1F
- 【営業時間】不定
- 【定休日】不定休
- 【予算】ホールケーキ¥3,000〜
- 【駐車場】なし
- 【交通アクセス】地下鉄鶴舞線・桜通線御器所駅1番出口より徒歩8分
- 【予約】要予約
- 【HP】www.saccho-cake.com