こだわる大人の特選グルメ
ちょっと足をのばして行きたい郊外のレストラン
そこでしか食べられない味を求めて、休日は家族や大事な人と郊外へドライブに出かけたい。
その地の風土を感じながら、知られざる新たな味に出合える珠玉の料理店へ。
魚介料理
【愛知・豊田】清山荘
温泉街の小さな喫茶店で鮎づくし
 三河の奥座敷、笹戸温泉。この界隈で昭和45年から宿を営んでいるのが『清山荘』だ。こちらは地元民も通う喫茶店を併設する、知る人ぞ知る一軒。メニューにはコーヒーやミックスサンド、カレーライスといった喫茶店でおなじみの料理が並んでいるが、それに加えて鰻定食やしし鍋まであるのはこの土地ならでは。中でも、夏にひと際目を引くのが季節限定の鮎定食である。
 鮎は塩焼きなど火を入れる料理でも、刺身で食べられるものを使用。身離れがよくホクホクなのは新鮮さの証明だ。「塩焼きはしっぽから食べてください」と、主人の杉浦謙二さんが教えてくれた塩焼きは、焼く際に頭側を低くして脂を落としながら香ばしくカリカリに焼き上げるなど、どの料理も細やかな技がきいている。そんな料理を満喫できる鮎定食は2,700円からあるが、シメで鮎の旨味がたっぷりと味わえる鮎ご飯付きの定食3,200円がおすすめ。喫茶店で気軽に食べられるのだから、これ目当てに何十年と通う客がいるのも納得だ。
上写真:鮎定食の一例「唐揚げ」は、鮎を丸ごと揚げて骨まで柔らかな仕上がりで、頭から食べられる。
中写真:宿の二代目として20代の頃より板場に立つ主人の杉浦さん。
下写真:豊田市方面へドライブに来た際、昼食や休憩で立ち寄るのにもよいだろう。
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