こだわる大人の特選グルメ
ちょっと足をのばして行きたい郊外のレストラン
そこでしか食べられない味を求めて、休日は家族や大事な人と郊外へドライブに出かけたい。
その地の風土を感じながら、知られざる新たな味に出合える珠玉の料理店へ。
中国料理
【愛知・豊橋】中国料理 里弄
目利きを極めた、絶品の海鮮料理
伊良湖、舞阪、御前崎漁港に水揚げされる魚を扱う業者のもとへ、2日に1度出向いて仕入れる旬の魚介。
「魚は天然ものしか使いません。身の質が違いますから」。鮮魚を使った料理を得意とする主人の滝川明さんは、修業時代から上質な魚を見極める目を養い、扱い方を習得した。

プリッと身の引き締まった魚の刺身を中華風に仕立てたお刺身サラダが、店の看板料理として人気を誇っていることが、確かな腕の証だ。

小学生の頃から料理人になりたかったという滝川さん。高校卒業後、修業を始めたものの、面白さを感じられず、料理人の仕事から離れることに。しかし、どうしても夢を捨て切れず、25歳から修業を再開。広東料理など様々な店で経験を積んだ。

新鮮で質のよい素材の旨みを引き出し、シンプルに仕上げる滝川さんの料理は、「ベースには上海、広東がありますが、独自の中華料理です」。と話すとおり、油控えめのあっさりした味わいが特徴だ。例えば、自家製の豆豉醤は中国産の豆豉と、地元・豊橋産の浜納豆をブレンドして作る。香り、塩分共にやさしい浜納豆を使うことで、まろやかな風味に仕上がるという。

ハタやヒラメを使い、サクサクに揚げた、ハタのサクサク揚げスパイシーソルトも人気のひと品。ベーキングパウダーを加えてふくらませた衣で包み、表面はカリッ、中はふっくら揚げていく。手早く絡めたスパイスが油っぽさを感じさせず、軽い口当たりに。また、新鮮な渡り蟹の味噌の風味が染みわたる、活渡り蟹と春雨のピリ辛煮込みは、煮込む前にさっと素揚げし、ホクッとした身に香ばしさを加える。

夏はコチやスズキなどがおいしい季節。魚料理に添えられる野菜を栽培するのはご両親だ。趣味で始めたというが、滝川さんが使いたい野菜をリクエストするうちに、今では中国野菜の空心菜、イタリア野菜のロマネスコまで栽培。

このほか、ジューシーな肉質の三河赤鶏や、赤身に旨みのある土佐赤牛を使った料理にも定評がある。
上写真:ハタのサクサク揚げスパイシーソルト¥1,800
中写真:仕入れ内容によって変わる魅力的な黒板メニュー。
下写真:三河湾活渡り蟹と春雨のピリ辛煮込み¥2,500
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