こだわる大人の特選グルメ
ちょっと足をのばして行きたい郊外のレストラン
そこでしか食べられない味を求めて、休日は家族や大事な人と郊外へドライブに出かけたい。
その地の風土を感じながら、知られざる新たな味に出合える珠玉の料理店へ。
フレンチ
【岐阜・多治見】りとりーと
若手作家の器を使い、箸でいただく仏料理
「家が窯元だったので、昔から陶芸には慣れ親しんでいました」と話す主人の大岩千泰さんがこの店を開いたのは今から20年以上前のこと。以来、折を見ては集め続けた陶器を使って提供するフランス料理が評判を呼び、陶芸通はもちろんのこと、若手の陶芸家たちもよく訪れるという。

大岩さんが好んで集めるのは、地元の新進気鋭の作家作品だ。ギャラリーや、陶器まつりにも足を運び、これぞと思ったものは買いつける。「フレンチの皿は白い磁器が定番。でも私は美濃焼にこだわります」と大岩さん。例えば派手な金彩や銀彩の器でも、色鮮やかなマリネを盛り付けることで皿も料理も格段に映える。また器に柄があれば、見せられるように精緻な盛り付けを施す。「器は料理の衣です。組合せがうまくいけば驚きと感動がある」と話す。

料理は生クリームやバターを極力控え、素材の味を大切にするさっぱりとしたフレンチ。地元の新鮮な野菜を使う料理をはじめ、寿司店で修業した大岩さんならではの魚介のひと品など和のテイストも加わる。また「いろいろな味を楽しんでほしいから」と品数が多く、それぞれのボリュームが少なめなのも特徴。箸で食べられるのも功を奏し、世代を問わず評判を呼ぶレストランだ。
上写真:昼のコース¥3,780の一例、前菜×陶芸家 宮木英至さんの器。
中写真:昼のコース¥3,780の一例、桜鯛のポワレ ハーブのソースとトマトソース×陶芸家 片瀬有美子さんの器。
下写真:コンクリート打ちっ放しのモダン&シンプルな店。
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