こだわる大人の特選グルメ
ちょっと足をのばして行きたい郊外のレストラン
そこでしか食べられない味を求めて、休日は家族や大事な人と郊外へドライブに出かけたい。
その地の風土を感じながら、知られざる新たな味に出合える珠玉の料理店へ。
和食
【愛知・豊田】粋季(いっき)
だしの旨みがより料理を美味しくする、
奥深き「だし料理」の魅力が詰まった1軒
豊田市街にある『粋季』は、大将の加藤雄介さんが創意工夫を込めた「だし料理」を供する1軒。お造りなどを除くと、ほぼすべての料理にだしが使われているのが特徴だ。毎日書きかえられるメニューには、「鰹出し」「鮪出し」といったようにカテゴリーごとに品目が分けられているので、好みの味付けを選んでオーダーできるのも嬉しい限りだ。
加藤さんは豊田市内のホテルで15年に渡り、和食の料理人を務めた経験をもつ。奥深くも面白いだしの世界について、「試行錯誤するうちに楽しくなってきて、だし料理に特化した店となりました」と語る。料理との組み合わせ次第で味に広がりが出るというが、中でも注目すべきは加藤さんが「己出し」と呼ぶ、用いる食材そのものから注出されるだし。例えば、「鰻の白焼き」であれば酒をかけ焼きする際に染み出る脂を、白焼きに添える山芋おろしに混ぜて使用するそうだ。「旨みを一滴たりとも無駄にしたくない」という思いから、この「己出し」を生かした一品に仕上げている。
「だし料理」に込めたこだわりが評判を呼び、2015年6月の開店以来、人気を高めている同店。その味わいを確かめるべく、ぜひ足を運んでみては。
上写真:「己出し」を用いた山芋おろしと相性抜群の「鰻の白焼き」。コース料理の一例。
中写真:鯛だしによってコクが深まる「天然鯛の出しかけ柳川」。コース料理の一例。
下写真:だしの旨みを最大限に生かすべく、様々な料理を考案する加藤さん。
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