千種区四谷で13年間オーナーシェフとして営んだ『デアンザ』。ここ東区泉二丁目に移転し、「エノテカ」（＝ワイン蔵）と「ターヴォラ」（＝テーブル）の造語を店名に冠した。現在東区泉に2店舗構えるオーナーとして日々奔走する岩田直人さんは「食とワイン」のアビナメントに人一倍こだわる。ワインのセレクションはAIS認定ソムリエールのマダムが行い、近年注目されているビオワインをはじめ、イタリア固有品種のワインが常時100種類ほど揃う。ワインは3000円台～からと多彩なラインナップ。

料理は伝統を守りつつ、常にワクワクする要素を取り入れ、「扉を開けたら、そこはイタリア！」をコンセプトに、非日常空間を提供することを心がけて調理している。食に関するアンテナを高く張り、ヨーロッパ各地の新しい食材をいち早く取り入れることで、好奇心旺盛な客の舌を満足させる。パスタ発祥の地ナポリ近郊のグラニャーノ産のパスタを用いた独特の食感が魅力のタヤリンや詰め物パスタは大満足のひと皿。ほかにも南イタリアの魚醤を使った料理や、豪快にグリルした肉料理など本場の味が楽しめる。

上写真：タヤリン￥1,800
中写真：フィレンツェ風牛リブロースの炭火焼き￥3,400
下写真：イタリアの街角のリストランテをイメージした、シンプルで明るく開放的な店内。