こだわる大人の特選グルメ
大人のとっておきレストラン
誕生日や記念日などの特別な日は、心地よい空間でとびきり美味しい料理と共に迎えたい。
そんな気持ちに応えてくれる、身も心も満たす、とっておきのレストランをご紹介。
日本料理
【八事】南山 吉扇
会席の主役をはる炭火焼は、旬の野菜が主役
八事の南に広がる閑静な住宅街にある日本料理店。名古屋の老舗料亭などで修業を積んだ主人の吉田英孫さんは、焼きの技術を究めた料理人。こだわりの炭火焼料理は昼夜共に会席のメイン料理として供され、これ目当てに訪れる常連客も多い。

玄関を入ると、ガラス張りの焼き場が目に飛び込む。客席から焼く様子が眺められるように設置された黄瀬戸焼の焼き台は「自分でデザインを考えて、美濃の職人さんに焼いてもらいました」と吉田さん。焼きへのこだわりが隅々に感じ取れる。

予約の時間に合わせて備長炭の火をおこし、最高の状態に仕上げる炭焼は、旬の野菜が主役。食材に応じた調味を施し、串を打って香ばしく焼き上げられる野菜は、食感の違いも楽しい。タケノコや新タマネギなどと豆腐の田楽に加え、酢味噌和えをアレンジした、変わり種の和風グラタン春仕立も味わえる。

桜エビに桜の花と葉を加えた華やかな桜真丈と菜の花、山菜を熱々のだしで味わう沢煮椀は、山菜のほろ苦さが春の訪れを感じさせる。食材の味や色、食感を生かした料理を心掛ける吉田さん。休日返上で市場や気になる店をめぐるなど、情報収集に余念がない。「食材を見た時のひらめきを大切にこんだてを考えます」と創意溢れる料理が魅力だ。
上写真:昼会席¥5,400の一例、焼物。
中写真:昼会席¥5,400の一例、白魚の玉子とじ丼。
下写真:店は南山交差点角に立つ。『吉扇』の扇の文字には、扇子職人だった祖父への尊敬の念が込められている。
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